2009年4月26日　ハナ教会
わたしの救い、わたしの主よ
（詩篇３８：１－２２）

序論　本文はダヴィデが苦難の中で神様だけが救いであるのを告白する内容です。ダヴィデは罪の泥沼に落ちてしまいました。肉体的な病気になり、一番身近な人々が自分を裏切る精神的な苦しみにもあい、霊的には暗闇の総攻撃を受けました。三重苦を経験しながらダヴィデは自分を苦しむ問題が神様からきたことを認め、全的に神様に頼りました（１－３、２２節）。そして苦しみの訴えを神様が聞いてくださることに確信がありました（9節）。暗闇とサタンの攻撃の前でも神様だけを頼りにすることを決断しました（１３－１５節）。私たちがあっている苦しみの苦難の中で、どうすればダヴィデのように勝利できるのでしょう。

１．完全福音の中に入らなければなりません。
　（１）完全福音を味わえなかったダヴィデは失敗に座に立ちます。
　　１）王になってからウリヤの妻バト・シェバを犯してしまう。
　　２）罪による罪悪感ですごく押されられた。
　（２）完全福音の中に入るという決断が必要です。（福音の根、福音の体質）
　　１）神様は私たちにすべての問題を解決するような完全なる福音をくださった。
　　２）信仰生活の中で福音を知り、味わいながら福音に根を下ろさなければならない。
　　　①現場の状況：発展している世の中の物質文化と強大国の偶像文化が私たちを攻撃してくる。
　　　②現場でダラックバンを通じて完全なる答えをもらわなければなりません。
　　　③福音に根を下ろさなければならない理由
　　　　・福音充満ではないと自分も知らぬ間に自分の過去の体質や霊的問題にとらわれてしまう。（個人）
　　　　・福音で始まった国々さえ福音が消え、現在霊的問題で完全に失敗している（ヨーロッパ、ロシア、アメリカ）
　　　　・ヨセプ以来400年間エジプトの奴隷／民の中でヨシュア、カレブ以外は全部荒野に埋葬されてしまった。／エレミヤ４：１－５
　（３）完全福音だけが人間の限界を解決できる。（ロ１：１６－１８／ロ３：１０，２３）
　　１）福音だけが人間の限界を解決できる（創世記３章問題ー罪・呪・災難・地獄権勢・運命）
　　２）神様の能力である福音だけがサタンの仕業を勝てる。

２．福音を持っている者が直面する問題・事件・苦難・苦しみに対する正しい解釈を探さなければなりません。
　（１）福音を持っている人は苦難にあえばあうほど勝利する。
　　・パウル（第２コリント１２：１０）、初代教会（第１テサロニケ１：１－１０）、ダヴィデ（ゴリアとの一戦、サウル王の攻撃、アブサロムの反逆）
　（２）苦難の中ですべての人々を収容し、超越できる世界福音化の器になる（第２コリント１：４－５）。
　（３）苦難を通じて自分を頼ることではなく、神様だけを頼るようになる（第２コリント１：８－９）。

結論：苦難と苦しみをどうすればいいのでしょう。福音の中に深く入り、その中にある祝福を味わってください。ダヴィデが罪による罪悪感の中で「わたしの救い、わたしの主よ」と告白したように味わってください。
　ダヴィデはキリストの影だけをみてこの救いの祝福と秘密を確認し、告白しました。しかし、私たちは実体であるキリストとお供してます。他のどういうモノも私たちを滅亡させることはできません。問題は逆に重要な答えのチャンスです。私たちの代わりに苦難を背負ったキリストの御名を持って、大胆に大祭司長であるキリストの前に進みましょう。（ヘブライ４：１４－１６）。真の勝利の祝福が現れます。